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本「天国飯と地獄耳」と小話

11月30日(金)

昨晩読み終わったこの本

「天国飯と地獄耳」

まず題名がおもしろいと思いませんか?

おいしいものを食べながら、隣席の話に聞き耳を立て、妄想をしながら楽しむという本でした。
一話が短いので隙間時間に読めます。


「あるある、そういう経験!」という人が多いと思います。
それを、おもしろく書けるかどうかというところなんですけどね。

この本を読んでいる時期だったので、私も今まで以上に地獄耳になって、話を拾っていきました。
電車の中でも、買物中でも、歩いていても、色々な話が拾えて楽しませてもらいました。


最近一番印象的だったのは、サッカー観戦のときに耳に飛び込んできた話。


私の斜め後ろに、20代前半くらいの男子2人女子2人の4人組が座ってきました。
香ばしいソースのにおいに「たこ焼きを買ったんだな。」と想像をふくらませていた私。
あのにおいをかいだら、何を食べていても、「たこ焼きにしたらよかった」と一瞬思ってしまいます。


選手達がピッチに出てきて、試合前練習が始まり、盛り上がりつつあるときに、
「だれか贔屓の選手っている?」
という声が、私の耳に飛びこんで来ました。

「えっ? それくらいの仲で来たってこと?」
「もしかして、スタジアムコンパ?」
妄想が止まりません。。。

「う~ん。わからない。」
「私も」
「おれは、強いて言うなら高木かな。」


それからは、一人のサッカー好きな男の子の話を皆が聞く、私も背中で聞く、という流れになりました。

私は、そこで、このサッカー好きな男の子はきっと、よく気が付く子なんだろうなと思ったんですね。
「贔屓の選手を先に聞いておく」というのは、グループでのスポーツ観戦のときに絶対必要なことだと思います。贔屓の選手のことを悪く言われるとファンは辛いですからね。

試合は、残り数分のところで「強いて言うなら高木」の高木選手がゴールを決めて勝ちました。

勝利の歌を気持ちよく歌って、心を空っぽにしてスタジアムを後にしましたが、あの4人はその後どうなったのか、私の妄想は電車の中で膨れ上がりました。


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by kiriko-no-mori | 2018-11-30 11:39 | | Comments(0)
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