本「キラキラ共和国」
2月27日(水)
今日は本の話。
この本も随分と待って、やっと私の番になりました。
「キラキラ共和国」
「ツバキ文具店」と同様に、ゆっくりと味わって読むのに適した本だと思いました。
題材としては、色々な問題山積なのですが、感情をかきむしられたり、意外な展開があったりというスリルがないところが、この本の良さでしょう。
読了後のおっとりとした温かさはピカイチです。
日常を愛おしみ、小さな幸せを感じて生きようと思いました。
この本には、幸せになるための呪文がありました。
後で、その場面を探しても見つかりませんでしたが、こんな感じの呪文でした。
【目を閉じて、心の中で「キラキラ、キラキラ……」と唱えると心に星が降ってくる。】
私もやってみると、「キラキラ」という言葉は、優しい言葉だなと思いました。
主人公の鳩子さんが子供時代に感じた苦しさとか怒りとか寂しさとか、そういう感情が少しずつ溶けていくようすを感じながら、私も歳を重ねながら、いままでの許し難かったことを心の星で包みこんでいきたいなと思いました。
中学生くらいから読めると思います。
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by kiriko-no-mori
| 2019-02-27 11:03
| 本
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