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本「ひとつむぎの手」

4月16日(火)

今日は本の話

「ひとつむぎの手」

大学病院の医局の話です。
医療ミステリーの部分は軽いので、そこまでハラハラすることはないですが、1分を争う救命現場の描写のところではドキドキしながら読みました。

白い巨塔ばりの医局の話ですから、教授回診や教授選もでてきます(笑)権力争いや研修医取り込み作戦なんかもでてきます。

主人公の平良先生は、努力家で人が良い尊敬できる心臓外科医ですが、嫉妬や敗北感や腹黒さなんかもそれなりに持っていて、そこがとても人間的でリアルに生きている感じが伝わってきました。また、研修医3人が成長する姿に頼もしさを感じました。

どの世界でも言えることですが、「努力だけでは限界があるし、才能だけでも続かない。やりたいこととやれることはなかなか一致しないし、理想と現実のギャップは限りない。偏見や差別だってある。幸せとはなにか。理不尽なこの世界でどう生きるか」ということを考えさせてくれた物語でした。


本好きなら中学生から読めます。
読書感想文も書きやすいと思います。


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都合が悪いときは振替可能。時間変更も可。そのときは、必ず私のメールに連絡してください。

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by kiriko-no-mori | 2019-04-16 10:07 | | Comments(0)
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作文から未来を創造する


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